奈々が我が家に来て2年ほど経ってから、 急に時期に関係なく全体的に毛が抜けて、 お腹の真っ白い毛がなくなり、肌が見えるほどになりました。 驚きました。獣医さんにすぐ診ていただき、 アレルギーかも知れないと言われ食べ物に注意したり、 皮膚病かも知れないと、お薬を飲んだりと、病院通いの毎日。 結局、はっきりとした病名もわからないまま一年半も過ぎました。 心ない人に、「ストレスじゃないの・・・」。なんて言われ傷ついたものです。 ストレスなんてことなら、私の飼い方に問題があるということだし、 どうしようと悩みました。 そして奈々が一番可哀想でした。 冬のお散歩は寒がり、奈々用のお洋服を何枚か作って着せたりしていました。 体毛が少ないと、体温調節も上手に出来ず寒さも暑さも辛そうでした。 お散歩もすぐ帰りたがるし、ご飯も食べないし、ほんとうに心配したものです。 原因が解っているなら取り除いてやれるのですが・・・ ほんとうに悶々とした毎日でした。 このままでは埒があかないと、思い余って獣医さんに、 「こんな状態では、奈々が可哀想なので もっと詳しく、精密検査をしていただけないでしょうか?」と強くお願いしました。 だらだらと同じ治療で何の効果もないのは、納得が出来なかったからです。 血液検査もちゃんとしていただき、結果が3週間ほどして出ました。 「甲状腺ホルモン低下症(=欠乏症)」という病気でした |
この病気は、甲状腺ホルモンの減少を来した病気で、 ほとんどすべての細胞の代謝活性、ならびに行動機能が低下する病気です。 元気の沈衰、嗜眠、寒がりおよび運動不耐性で疲労しやすい。 ホルモン性の特徴ある皮膚、被毛の異常、軽度の再生不良性貧血、 高脂血症、関節痛、食欲低下にも関わらず肥満の症状を示すらしいです。 この病気の原因は、甲状腺の萎縮によるらしいのですが、 萎縮性病変の病因および発症機序は明らかでないらしいです。 奈々の場合、血液検査で甲状腺ホルモンの基準値よりも、 はるかに低い値が出ているので、 今後ホルモンのバランスを保つためにホルモン剤の投薬をすることになりました。 ただ副作用の心配も多々あるので、少しずつ投与する事になりました。 2,3ヶ月ごと血液検査をし、T3とT4の検査を繰り返す事になりました。 ホルモン剤の投与は、難しく命を縮めることにもなりかねないと 言われ、それはそれはショックでした。 でも病名が解り、治療の仕方も不安ながらもめどがつき、 「奈々と一緒に頑張らなくちゃ。」と自分を叱咤しました。 奈々の症状は、元気の沈衰と寒がり、運動不耐性で、疲れやすいことでした。 食欲低下もありましたが、肥満にはほど遠いお痩せさんでした。 |
ホルモン剤と栄養剤の投与で、奈々の体毛は驚くほど早く生えてきました。 |
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