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2001年10月18日のMoomin | 2001年10月20日のMoomin | 2001年10月23日のMoomin |
![]() 2001年 10月18日 (木) 朝、Moominの様子がいつもと違います。 何かお部屋の中をうろうろと歩き回り、息も苦しそうです。 呼び止めて、体をチェックしてみると、腹部に大きなボールが入っているみたいに 膨れています。パンパンで跳ね返すように硬いです。石のよう・・・。 Moominは、触られるのが苦しいらしく逃げようとします。 呼吸も苦しげです。もうドキドキしました。 努めて「冷静に・・・冷静に」と思うのですが・・・ わなわなと震える自分を抑えるのがやっとでした。 車でやまびこ先生に連れて行く間も、Moominは、苦しいらしく落ち着きません。 やまびこ先生に診ていただきました。 胃の中に空気が入りすぎて、胃が膨らんで背中の方まで体の中で浮き上がり ねじれたとのこと。空気を体外に出せないので、肺や心臓をを圧迫して 息が出来ず苦しいらしいです。 鼓張症 胃捻転と診断されました。 鼓張症とは、お腹が、太鼓のようにパンパンになり叩くと 太鼓のように音がする症状のことをこう称するみたいです。 胃捻転については、「Phoebe's Poodle Freak World」さんのHP の資料室で、詳しく知ることが出来ます。 http://www.standard-poodle.net/health/bloat.html の胃捻転のページは、とても興味深い内容なので、 どうぞご覧くださいませ! (HPの記載は、管理人さんに許可をいただきました。) 今の状態での治療は、 @開腹手術と A胃の中に管を通して胃の中の空気を抜くこと この二つしかないとのこと。 しかし胃に空気が入っていると開腹手術は、危険なので出来ないとのこと。 管を胃に通して空気を抜く方法も、管に食べ物が詰まったら・・・ 窒息死をするらしく、それを覚悟しての危険をはらんだ処置でした。 Moominは、苦しいけれどもやまびこ先生の触診もわりに静かに受けていました。 診察台の上で、初めての麻酔! 傍で看護婦さんと一緒に後足を押えながら私は、努めて冷静に・・・と必死でした。 麻酔が効いて来て、管を気管に入れる時も、もうドキドキでした。 「管に食べ物が詰りませんように・・・成功しますように・・・ Moominが、死んじゃいませんように・・・」と祈るのみでした。 管は、想像していたのより、ずっと太くガスコンロの管みたいでした。 余りに太いので、大丈夫かと先生に尋ねたほどです。 Moominは、麻酔が効いているはずなのに、横たわったまま 足が走っているみたいに動いています。 麻酔が効いていないと怖いので尋ねると、 「麻酔が効いていても、意識の中で何かされているという思いが、 Moominの足を動かしているのでしょう!」というお返事。 麻酔をかけられても、あくまで抵抗しているMoominでした。(笑) やまびこ先生は、管を慎重に気管にゆっくりと入れて、 お腹を押しながら、胃の中の空気を抜いていきました。 幸い管に食べ物が詰る事もなく、空気を抜くことが出来ました。 成功です! ほんとに良かったっ! やまびこ先生! ありがとうございましたっ! そして、Moomin! よく頑張ったねっ! 一気に力が抜けました。 午前中は、麻酔が切れたらすぐ連れて帰れました。 Moominは、帰りの車の中でも、 帰ってからも疲れたのかグッタリして寝てばかりいました。 朝のお食事をあげていませんでしたが、 「出来たら食べさせない方が・・・」 との事で可哀想ですがあげませんでした。 幸い寝ていて、欲しがらないので良かったです。 何か、いつも元気な子が、グッタリしてると・・・かえって不憫に思えます。 苦しんでいるムーミンを見ているのは、それはそれは辛かったものです。 何もしてやれないのでなおの事、辛く感じました。 夕方、25グラムほどお食事を与えました。しかも手からゆっくりあげたのに 驚いた事に又、お腹がパンパンに・・・・。 慌てて又やまびこ先生に行きました。 この病気は、一度すると又なり易く、特にここ一週間は、要注意とのこと。 膨らんだ胃は、元に完全に戻ることは、ないらしいです。 一度膨らんだ風船が、すぐ膨らみやすく元のようにならないのと同じと言う事です。 幸いパンパンでも、空気を抜く程、ひどくはないので・・・ということでした。 食後、30分くらいで死に至る事もあるので、要注意との事。 十分注意もしていたのに、ショックでした。 今後どうしたら良いのか・・・不安がよぎりました。 この病気の事をきちんと受け止めて、冷静に対処しなければ・・・、 それがこの病気に打ち勝つ事だと自分に言い聞かせました。 生きている動物《人間も含め》と暮していると、予測だにしないことが、起きるのは当然のこと。 それが、嬉しい事なら良いのですが、辛い事も哀しいことも・・・。 皆、皆、受け止めて、一つ一つ気長に対処していかないと・・・。 自分を叱咤し、又このような事にならないように・・・と切に望みますが・・・、 先生のお話では、飼い主としての問題より、Moomin自身の食べ方に問題があるとの事。 空気を食べるガツガツ食いが影響しているらしいです。(トホホ!) 直しようがないので・・・途方にくれます。 その時、出来うる事は、伸びた胃を出来るだけ元に近い大きさに戻す事に専念するのみでした。 食べたらパンパンなる胃がならないようにお食事の回数と時間の間隔を Moominの胃にあったやり方と量を模索していました。 この病気は、再発する場合が多く今後 1 一日の食事の量を、数回(4回位)に分けて与える事 2 食後の水を余り多く飲ませない事 3 食後は飼い主が食後の様子をよく見ている事 4 食後の運動を控える事 (4については、余り関係ないという説もあるみたいです。) Moominの場合、気管も細くて、ガツガツ食べるお下品な食べ方が、 空気を飲み込み、この病気を併発してる感ありです。 又、ゲップも出せないようで、今後、食後に人間の赤ちゃんのように 背中や、胃部を軽く叩いてゲップを出させる事も効を労するらしいとの助言です。 毎日、4回のお食事をゆっくりお腹の膨らみ具合をチェックしながら与えました。 又、膨らんでパンパンになるのではないか・・・とドキドキしどうしでした。 食べた後には、ゲップをさせる。お水のガブ飲みはさせない。 幸い、Moominは、聞き分けが良く、一度に少量しか食べられないのに 駄々をこねてもっと欲しがることもなく、意外なほどおりこうでした。 お腹の膨らみ具合も、「チェック! チェック!」と言うとはじめは 触られると苦しいので我慢しているふうでしたがだんだん 「食べたら触ってチェックする」私のやり方を解って、 触られやすいように横を向いて静かにしているようになりました。。 「ご飯ですよぉ!」と言うと、日に4回になったので喜んで跳んで来ます。 単純です。Moominの明るさがこちらの落ち込んだ気持ちを和らげてくれます。 自分でもお腹が張ると苦しいのか、やたらいじらしいほどおりこうなので驚きでした!(笑) 私も、だんだんペースが掴めて来て、ゲップも上手に出せるようになりました。 一週間、何とか過ぎ、峠も超えられました。 今後、今までのように朝と夕の2回のお食事には、もう出来ませんが、 この調子で頑張って行こうと思っています。 Moomin♪ 病気に負けないで・・・一緒に頑張っていこうねっ! 大丈夫! 皆がついてるよっ! |
![]() ![]() ![]() ![]() BBS、メールなどでネットでお知りあいになれた方達が、 暖かい励ましのお言葉を送ってくださいました。 どうしても落ち込んでしまい、メソメソしてしまう私の気持ちを 頑張らなければ・・・と言う思いに駆り立ててくれました。 どんなに心強かったか知れません。 とても嬉しく、ほんとに、ほんとにありがとうございました! 心から、感謝致します! 皆さん♪ ありがとうございました。 そしてこれからもどうぞMoominを宜しくお願い致します。 |